一言アドバイス

インフルエンザ

今年は、例年より遅れてインフルエンザが流行していますので、予防を心掛けましょう。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。特徴的な症状は、38度を超える高熱や関節痛などがあり、風邪よりも症状が重いです。インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間を経て発症し、その症状が3~7日間続いた後に治癒に向かいます。肺炎や脳炎、心不全などを併発する場合がありますので、十分注意が必要です。

インフルエンザは、くしゃみ、咳などから感染する飛沫感染が主な感染経路です。手洗いやうがい、マスク使用でしっかりと予防しましょう。

インフルエンザワクチンを受けたからといって、インフルエンザに感染しないわけではありません。インフルエンザワクチンを接種した人がインフルエンザに感染しても症状が軽減され、重症化しないことが知られています。実際、高熱はなく、軽い風邪症状のみでもインフルエンザ陽性であった例を経験しています。インフルエンザワクチンを接種した人でも注意が必要です。

インフルエンザの検査は、鼻の奥を綿棒でこすり、約15分で判定できます。ですが、症状出現から早期(一般には12時間以内)にはインフルエンザの判定ができない場合(偽陰性)があります。インフルエンザを強く疑う場合は、少し時間をおいてから再検する場合があります。

インフルエンザの治療には、抗ウイルス薬を用いますが、発症48時間以内に服用する必要があります。最近では、一回の投与で治療が終わる薬もありますので、ご相談ください。その他、症状にあわせた薬を用います(対処療法)。自宅では十分な静養と水分摂取を心掛けてください。

学校や会社などの外出に関しては、熱が下がった後最低2日(幼児は3日)、かつインフルエンザ発症後から5日間は自宅で療養が必要です。熱が下がっても、しばらくはインフルエンザウイルスが残っているため、他の人に感染させる可能性があります。詳しくはご相談ください。

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